沼津秋まつり アジアンマルシェ / スペシャルゲスト

一人で、
二つの声。

バータルジャブ・ボルドエルデネBAATARJAV BOLD-ERDENE

馬頭琴・ホーミー奏者/モンゴル国 文化大使

11.22(日) ① 11:10〜11:40 ② 17:10〜17:40 沼津仲見世商店街|入場無料
Special Guest

草原の風が、
沼津の商店街に吹く日。

モンゴルの田舎村に生まれ、遊牧する祖父母のゲルで家畜の世話を手伝いながら育ったバータルジャブ・ボルドエルデネさん。羊やヤギの鳴きまねで遊ぶうちに、先生に習うことなく、草原で「ホーミー」を身につけました。

2001年にモンゴルのホーミー大会で優勝。モンゴル国立民族歌舞団を経て2006年に来日し、全国で演奏と指導を続けています。2025年にはモンゴル国文化大使に。その歌声と馬頭琴の音色を、11月22日、仲見世で生でお届けします。

功労赤旗勲章2024年 受章
モンゴル国
文化大使
2025年 任命
来日20年2006年から全国で演奏・指導
赤い民族衣装で馬頭琴を演奏するバータルジャブ・ボルドエルデネさん
演奏するボルドエルデネさん(写真提供:主催者)
What is Khoomei

ホーミーとは、
ひとりで和音を歌うこと。

喉で低い音をずっと鳴らしながら、口の中の響きを変えて、その上に高い笛のような旋律を重ねる。ひとりの人から、同時に二つの音が聞こえてくる——それがモンゴルの伝統的な歌い方「ホーミー」です。2010年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

低い声=地平線喉の奥で鳴り続ける、太く安定した持続音
高い声=山の稜線口の中の響きで生まれる、きらめくような旋律
His Story

羊の鳴きまねから始まった、
世界にひとつの歌声

朝の草原に立つ白いゲルと、羊やヤギ、牛の群れ(イメージ)イメージ
01

遊牧のゲルで育った少年

生まれはモンゴルの田舎村。遊牧をする祖父母のゲル(移動式の住まい)で、羊・ヤギ・牛の世話を手伝いながら育ちました。

遊び相手は家畜たち。その鳴き声をまねして遊ぶうちに、喉からいくつもの音を出す感覚を覚えていったといいます。先生には習っていません。草原そのものが、最初の教室でした。

平らな地平線と、金色に縁どられた山の稜線(イメージ)イメージ
02

遠くの景色が、楽譜だった

練習のときは、遠くの景色を楽譜に見立てたそうです。まっすぐな地平線は低い音、ぎざぎざの山の稜線は高い音。目でなぞりながら、声で景色を描いていく。

地平線=低い音、山の稜線=高い音。
ホーミーの仕組みは、草原の風景そのもの。

夕暮れの草原で、騎手の声に耳を向ける馬(イメージ)イメージ
03

馬が、耳を向けて聴く歌

馬に乗って歌うと、馬が耳をこちらへ向けて聴いている——ご本人がそう話しています。

人だけでなく、草原の動物たちにも届いてきた声。その響きを、商店街のステージの目の前で浴びられるのが、今回の公演です。

足元から響く、生のホーミーを。

録音では伝わりきらない、空気の震えごと。
イメージ
馬の頭の彫刻がついた馬頭琴と弓(イメージ)イメージ
Morin Khuur

「スーホの白い馬」の楽器を、
本物の音で。馬頭琴(モリンホール)

棹の先に馬の頭の彫刻がついた、2本の弦を弓で弾くモンゴルの楽器。深く伸びやかな音色から「草原のチェロ」とも呼ばれ、2008年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。物語「スーホの白い馬」でおなじみの楽器です。

ボルドエルデネさんは演奏だけでなく、馬頭琴の製作も手がけ、各地の教室で講師も務めています。

  • 1
    低い声と高い声を聴き分けてみるホーミーでは、ずっと鳴っている低い音の上に、高い旋律が乗っています。
  • 2
    楽器の「馬の頭」に注目棹の先の彫刻が、馬頭琴という名前の由来です。
  • 3
    昼と夕方、2回聴ける11:10と17:10の2回公演。ご都合のよい時間にどうぞ。
Career

草原から、モンゴル国 文化大使へ

  1. 2000
    モンゴル国立民族歌舞団のホーミー奏者に2006年まで在籍
  2. 2001
    モンゴルのホーミー大会で優勝
  3. 2004
    CD「Spirit of Skyland」を発表
  4. 2006
    来日全国で演奏・指導。馬頭琴の製作も手がけ、佐倉馬頭琴教室などで講師を務める
  5. 2015
    伝統音楽グループ「イフ・タタラガ(Ikh Tatlaga)」を結成
  6. 2018
    モンゴル国 文化功労賞
  7. 2024
    功労赤旗勲章を受章
  8. 2025
    モンゴル国 文化大使に任命
  9. 2026
    11月22日、沼津仲見世商店街へ沼津秋まつり アジアンマルシェ スペシャルゲスト
Listen

当日の前に、歌声を予習

画像をクリックすると YouTube の動画が再生されます。

ホーミー(ボルドエルデネ)2016年 春のモンゴル文化交流イベント「大草原の輝き」より
ボルドエルデネさんの美しいホーミーと馬頭琴
B.ボルドエルデネ先生
The Legend

「スーホの白い馬」とは

馬頭琴がどうやって生まれたかを語るモンゴルの民話。日本では絵本と小学校の国語の教科書で広く知られています。

  1. 1

    草原で羊を飼う貧しい少年スーホが、生まれたばかりの白い子馬を拾い、大切に育てます。

  2. 2

    大きくなった白い馬に乗ったスーホは、殿様が開いた競馬大会で優勝。ところが殿様は「優勝者を娘と結婚させる」という約束を守らず、わずかな銀貨を投げ与えて白い馬を取り上げてしまいます。

  3. 3

    白い馬は殿様を振り落として逃げ出しますが、追っ手に矢を射られます。傷だらけになりながらスーホのもとへ帰り、そのまま息を引き取ります。

  4. 4

    悲しむスーホの夢に白い馬が現れ、「私の骨や皮、筋や毛を使って楽器を作ってください。そうすれば、いつまでもあなたのそばにいられます」と告げます。

  5. 5

    スーホがその言葉どおりに作った楽器が、馬頭琴。棹の先に馬の頭の彫刻があるのはそのためで、スーホの奏でる音色は草原中の人の心を揺さぶった——というお話です。

日本での知られ方

絵本は大塚勇三さんの再話、赤羽末吉さんの絵で、福音館書店から1967年に出版された長く読み継がれているロングセラー。小学2年生の国語の教科書(光村図書)にも長年載っていて、「名前は知っている」「授業で読んだ」という方がとても多い作品です。

補足:モンゴル国の伝説「フフー・ナムジル」

日本で知られている「スーホ」の話は、中国の内モンゴル自治区で語られた話がもとになっています(成り立ちについてはさまざまな説があります)。モンゴル国では、馬頭琴の由来として「フフー・ナムジル」という別の伝説のほうがよく知られています。

Live in Numazu

11.22(日)沼津仲見世商店街

沼津秋まつり アジアンマルシェ 2026 スペシャルゲスト。入場無料。

1回目11:10〜11:40
2回目17:10〜17:40
日にち
2026年11月22日(日) イベントは11:00〜21:00
会場
沼津仲見世商店街(JR沼津駅南口から徒歩すぐ)
料金
入場無料

※ 出演時間は変わることがあります。最新情報は公式Instagram @numazu_asian_festival でお知らせします。

※ 「イメージ」と表示した画像・ページ上部の背景映像は、生成AIで作成したイメージです。実際の風景・人物・楽器を撮影したものではありません。ご本人の写真は主催者提供のものです。