イメージ遊牧のゲルで育った少年
生まれはモンゴルの田舎村。遊牧をする祖父母のゲル(移動式の住まい)で、羊・ヤギ・牛の世話を手伝いながら育ちました。
遊び相手は家畜たち。その鳴き声をまねして遊ぶうちに、喉からいくつもの音を出す感覚を覚えていったといいます。先生には習っていません。草原そのものが、最初の教室でした。
沼津秋まつり アジアンマルシェ / スペシャルゲスト
バータルジャブ・ボルドエルデネBAATARJAV BOLD-ERDENE
馬頭琴・ホーミー奏者/モンゴル国 文化大使
モンゴルの田舎村に生まれ、遊牧する祖父母のゲルで家畜の世話を手伝いながら育ったバータルジャブ・ボルドエルデネさん。羊やヤギの鳴きまねで遊ぶうちに、先生に習うことなく、草原で「ホーミー」を身につけました。
2001年にモンゴルのホーミー大会で優勝。モンゴル国立民族歌舞団を経て2006年に来日し、全国で演奏と指導を続けています。2025年にはモンゴル国文化大使に。その歌声と馬頭琴の音色を、11月22日、仲見世で生でお届けします。
喉で低い音をずっと鳴らしながら、口の中の響きを変えて、その上に高い笛のような旋律を重ねる。ひとりの人から、同時に二つの音が聞こえてくる——それがモンゴルの伝統的な歌い方「ホーミー」です。2010年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
イメージ生まれはモンゴルの田舎村。遊牧をする祖父母のゲル(移動式の住まい)で、羊・ヤギ・牛の世話を手伝いながら育ちました。
遊び相手は家畜たち。その鳴き声をまねして遊ぶうちに、喉からいくつもの音を出す感覚を覚えていったといいます。先生には習っていません。草原そのものが、最初の教室でした。
イメージ練習のときは、遠くの景色を楽譜に見立てたそうです。まっすぐな地平線は低い音、ぎざぎざの山の稜線は高い音。目でなぞりながら、声で景色を描いていく。
地平線=低い音、山の稜線=高い音。
ホーミーの仕組みは、草原の風景そのもの。
イメージ馬に乗って歌うと、馬が耳をこちらへ向けて聴いている——ご本人がそう話しています。
人だけでなく、草原の動物たちにも届いてきた声。その響きを、商店街のステージの目の前で浴びられるのが、今回の公演です。
足元から響く、生のホーミーを。
録音では伝わりきらない、空気の震えごと。
イメージ棹の先に馬の頭の彫刻がついた、2本の弦を弓で弾くモンゴルの楽器。深く伸びやかな音色から「草原のチェロ」とも呼ばれ、2008年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。物語「スーホの白い馬」でおなじみの楽器です。
ボルドエルデネさんは演奏だけでなく、馬頭琴の製作も手がけ、各地の教室で講師も務めています。
画像をクリックすると YouTube の動画が再生されます。
馬頭琴がどうやって生まれたかを語るモンゴルの民話。日本では絵本と小学校の国語の教科書で広く知られています。
草原で羊を飼う貧しい少年スーホが、生まれたばかりの白い子馬を拾い、大切に育てます。
大きくなった白い馬に乗ったスーホは、殿様が開いた競馬大会で優勝。ところが殿様は「優勝者を娘と結婚させる」という約束を守らず、わずかな銀貨を投げ与えて白い馬を取り上げてしまいます。
白い馬は殿様を振り落として逃げ出しますが、追っ手に矢を射られます。傷だらけになりながらスーホのもとへ帰り、そのまま息を引き取ります。
悲しむスーホの夢に白い馬が現れ、「私の骨や皮、筋や毛を使って楽器を作ってください。そうすれば、いつまでもあなたのそばにいられます」と告げます。
スーホがその言葉どおりに作った楽器が、馬頭琴。棹の先に馬の頭の彫刻があるのはそのためで、スーホの奏でる音色は草原中の人の心を揺さぶった——というお話です。
絵本は大塚勇三さんの再話、赤羽末吉さんの絵で、福音館書店から1967年に出版された長く読み継がれているロングセラー。小学2年生の国語の教科書(光村図書)にも長年載っていて、「名前は知っている」「授業で読んだ」という方がとても多い作品です。
日本で知られている「スーホ」の話は、中国の内モンゴル自治区で語られた話がもとになっています(成り立ちについてはさまざまな説があります)。モンゴル国では、馬頭琴の由来として「フフー・ナムジル」という別の伝説のほうがよく知られています。
沼津秋まつり アジアンマルシェ 2026 スペシャルゲスト。入場無料。
※ 出演時間は変わることがあります。最新情報は公式Instagram @numazu_asian_festival でお知らせします。